命の重み

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「3つ目は純にも出来るよ。ただしとても強い精神力がいるの。」 僕はその3つ目に望みをたくし友美さんに問いかけた。 「それはどうやるんですか?」 友美さんは深刻な顔をしながら話始めた 「まず寝ている人の前に立ち、頭の中で念じるの。死ねって………」 僕はゾクッとしながら聞いていた 「そしたら上手くいけばその念が届き、寝ている相手に声が聞こえるの。それを毎日続け、精神的に追い詰めて殺す。」 ん………確か生きている人には僕らの声は聞こえないはずなのに何でだろう……。 友美さんは僕が悩んでるの察して話し始めた。 「ねぇ純、今何で声が聞こえるのか気になった?」 僕は 「うん。死後のルールブックに書いてある事と何か違うなぁと思って」 と答えた。 友美さんは悩みながら言った 「私もよく分からないけど人は寝ている間は無防備だからじゃない」 何故か納得出来た。とうなずく僕に友美さんは話し続けた。 「ただこの方法は精神的に弱い人にしか通用しないよ」 僕はうなずきながら聞いてみた。 「うん。でも最初友美さんは強い精神力がいるって言っていたのは何で?」 友美さんは 「当たり前でしょ。」と怒鳴り始めた 「人を精神的に追い詰めるんだよ。毎日その人が苦しみ、叫び、助けを求めても、怖くて死ぬまでやらなきゃいけないんだよ」 僕は初めて友美さんが最初に言った言葉を理解した。 友美さんはさっきの話しに付け加えるように言った。 「多分純も気づいてると思うけど、何で純や私の魂は魂精算所に持って行かれなかったのか解る?」 「あっ本当だ」 と僕は思わず声がでた。 「純は相当の馬鹿だね。」 友美さんは完全に呆れている。 「で何で持って行かれないんですか?」 と聞いた 「魂ってゆうのは2つ種類があって、一つは私や純みたいに死ぬ前の姿をした魂で、2つ目は死後の人々に殺された魂。その魂はお金みたいなコインになるの。」 それを聞いて少し僕は気になった 「じゃあそのコインみたいな魂が魂精算所に持って行かれたら最終的にどうなるんですか?」 友美さんは下を指差しながら 「地獄に行く」 と答えた………。
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