♯ April Fool

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淀「おはよ~」 楽屋のドアを開ければすでにみんな居た ─その日はオレが想像した嫌なことは起こらず、平穏に過ぎて行く……はずだった 仕事も終わり、帰る支度をしていたとき大祐に話し掛けられた 垣「由くん、ちょっと話しあるんだけど」 そう言ってオレを楽屋の外に連れ出す 淀「なに?話って」 垣「あのさ…」 ちょっと俯いて口ごもる大祐 …ん? なんだこのデジャヴな感じ つい最近、どこかでこんな空気が流れた気が… 垣「由くん、オレ彼女出来たんだ。だから別れよう」 あれ、このセリフ 今朝見た夢と一緒だ ま、正夢!? 淀「……え?彼女って女?」 大祐の口から出た言葉が理解出来ずに思わず聞き返す 垣「当たり前じゃん。゙彼女゙なんだし」 これも同じセリフ 嫌な予感が的中してしまった 淀「ほんとに?え、ちょっとどういうこと?もうオレとは付き合えないの?」 垣「うん、そう付き合えない。もうサヨナラ。じゃあね由くん」 さらっと言って背中を向け、去って行く大祐 淀「待って、大祐ーー!」 _
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