世界は違って、場所も異なり。

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「いいから翼は黙ってろ。 で、杏樹はセントラルタウンに行くのか?? あたし達も行こうとしてたんだよ。 一緒に行かねぇか??」 安藤の隣で美咲が言う。 ていうか、美咲まであたしのことを呼び捨てなの?? まぁ、別にいいけど。 美咲の誘いをどうしようか、と少し悩んだが、み-ちゃんを見て即決した。 『そだね。 み-ちゃん、いいよね??』 み-ちゃんはあたしの肯定の声を聞いて、凄く嫌そうな顔をする。 きれいな顔が台無しだ。 小さい頃、健とわざとみ-ちゃんをからかって遊んでた。み-ちゃんのふてくされた面白い顔が見たくて。 懐かしい。こんな面白い顔のみ-ちゃんを見るのも、だいぶ久しぶりだ。 なんか、帰ってきた、って感じがする。 .
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