Four beat

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ただいつもと違うのは、彼……慧祐のことがずっと頭に浮かんでいること。 彼が昨日帰り際に見せた笑顔が、目に焼き付いて離れない。 「あぁ……重症だ……」 彼のことを考えて、ぼーっとしてしまう……。 そして、手につかなくなる。 鏡に映る自分の姿を見ながら、彼はどんな娘が好みなんだろうとか考え── 「はっ!?……はぁぁぁ…………重症だよぅ……」 自分で考えたことに赤面し、盛大な溜息をついた。 「でも……本当にどんな人が好みなのかな……?」
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