Introduction

8/10
前へ
/27ページ
次へ
「えっと……それじゃ俺、そろそろ帰ります」 「うん。気が向いたら入部してよね!!」 「はい」 ギターの人、テンション高いな。 そう思いながら、一礼して部屋を出ようと扉を開け―― ガツン! 「きゃう!」 「え?」 何かにぶつかった。 廊下に倒れていたのは、1人の少女。 後ろを見ると、先輩たちが不思議そうに見ていたので、とりあえず視聴覚室から出て、扉を閉めた。 「えっと……大丈夫か?」 目の前に倒れていた少女に声をかける。 「…………」 返事はない。
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加