Introduction

9/10
前へ
/27ページ
次へ
サァッと血の気が引いていくのがわかる。 そんなに気温が高くないにも関わらず、汗がたらりと垂れた。 冷や汗……だな。 「これは、非常にマズイぞ……」 とりあえず、このまま放置するわけにもいかないので保健室へと運ぶ。 気絶した女子を背負うと、予想よりも大分軽かった。 ふわっと、いい香りがした。 ……。 背負ってから気付いたが、保健室どこだろう……。 入学したばかりで、学校のことがよくわからない。 「適当に行くしかないか……」
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加