混沌の霧

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私と凛さん。剣次くんともう一人、黒いフードで 全身を隠した 男の人を合わせた 四人は行動を開始した。 エレベーターに 乗っている際、渡された紙を見る。 今回の目的は ① 五日前に 街に出た際に 戦闘途中消えた 押切 実凪(オシキリ ミナギ)さんの安否の確認。 ② 周辺の安全を 目視しつつ、地理などの情報、生活や戦闘に 利用できる 道具の確保。 ③ 生存者との交流、情報交換。(未契約の者、状況理解が 出来ていない人物に関しては 極力保護する) である。 エレベーターの出た所は、まるで 荒らされ何十年も 経ったようなビルの最上階。 私は初め、言葉を失った。 沢山の建造物は 倒壊していたり、巨大な植物が生えている家 などが見える。 私は一目で 少なくともこの街の 建造物には長い間、人は住んでいないと理解出来た。 このVIPルームのような部屋も、大きな窓も割れ、カーテンやベッドも 風雨にさらされボロボロで、とても人が 住めるところでは無かった。 「このエレベーターは、VIPが 緊急時にすぐ逃げれるよう 用意されいたんだ。私達のいま住んでいる 核シェルターにね」
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