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ある日また1人の騎士が竜を討伐するために洞穴に向かった
この騎士は他国から招致された勇者で、過去に竜殺しの経験があった
だからこの騎士は竜に対する装備・戦法を心得ていた
まず倒した竜の鱗で覆った盾
これは竜の吐く灼熱の息を防ぐことができた
次に流星の残骸を削り出して造られた槍
これならこの世のどんな物質よりも堅い竜の身体を貫くことができた
そして欠かせないのは討伐に犬を連れていくことであった
竜は死ぬ間際に相手を道連れにする呪いをかける
その呪いを犬は代わりに受けてくれるのだ
万全の装備を整え、王に謁見したあと騎士は旅立った
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