受け入れたくない事実

2/3
前へ
/415ページ
次へ
7月2日(金) 昨日は外来診察だった… 昨日の白血球、900… 受付を済ませ、採血を待ってる30分の間に… 案の定座ってられなくなり、その場の床でいいから横になりなくて… やっと採血に呼ばれた時、無理を承知で看護師に休ませてもらえるように頼んだ… 急遽、点滴がはいり… 後は診察だけ… 医師は 『来週入院しましょう…腫瘍マーカーも先月の治療前に比べて倍近く増えてる…』 医師は続けて 『もうこれまでのような治療ではなく、無菌室に入院して急性骨髄性白血病の治療をします。その課程で白血球の数値が上がらないようなら、そのまま臍帯血移植をします。』 『入院は長くて二か月くらいになる。』 私にはたくさんの疑問が… まず、この間退院したばかりだよ…? 脚のリンパとか腫れてて、症状が出てる時に移植しても意味ないって言ってたよね…? 質問すると 『もう、そんな事言ってられません。』 それって、可能性が殆どない事とわかってても、しないといけないんだ… 一番気になる事を聞いた 『先生、それって帰れない事も有り得ますよね?』 『可能性はゼロではない。私は五分五分だと思ってます。』 との返事… 帰れないかもしれないなら、一日でも長く入院を先延ばしにしたいと思ったけど… 『本当なら今日から、と言いたい所です。立てなくなりますよ。』と言われ… 仕方ないか… 月曜からまた入院… それも先の見えない、出口があるかもわからない… 覚悟を決めなければ… 気持ちでは帰ってくる!と思ってるけど、身体がついてこないんだ…
/415ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6431人が本棚に入れています
本棚に追加