初めて挑戦する治療

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少し前に… 臍帯血移植が成功する可能性を医師の見解では… 30%と言ってた… 今日の説明では… 『決して高い確率だとは思わないでください。 一般的に医師は《大丈夫》と言えるラインは60%だから…』 だってさ… 実は、昨年10月頃… 骨髄移植を勧められていた… その時は金銭的な理由で移植を見送るしかなく… しかし、医師は体力の充分にあったその時期にしたかったらしいが… 『今はもう5月、あの時移植していたら… うまくいかずに今は生きていなかったかもしれない。 この時期に生きてる事はすごい事だ。』 と、すごい事を言ってくれるよ… 医師は続けて… 『昨年してたら、うまくいってたか、逆に今まで生きていなかったかはわからない。 あの時しなくて今から移植するのが良いか、悪いかも治療を終えてみないとわからない。 治療のタイミングが合えばいいんだけど、参考にする資料が全くないから… うまくいけば《ラッキー》だし、死んでしまったら《違うタイミングでするべきだった》と思う』 だってさ~ ちなみにリンパが腫れる症状は… この病気ではやはり患者数が圧倒的に少なくて… データはないが、私はそういうパターンらしい… 同じランゲルハンス細胞肉腫でも… 皆が同じ症状とは言えないらしい… さっきの治療の説明を聞いたら… 私が良いデータを残す患者になるしかないじゃん…?
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