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家紋を千手観音とし、利綱を君主とする前田家の快進撃が始まった。
善政を敷き、領地の開発など国造りに力を入れる前田家は強力になっていった。
そんな前田家の下に、次々と細川幽斎・柳生宗厳などの名将が集う。
近隣の城を落とし、勢力を着々と拡大していった。
この頃、西洋人で宣教師のフリックとの交流も始まった。
この時より、利綱は西洋文化に興味を持ち始める。
そんな時、羽柴秀吉と柴田勝家の2大名から同盟の使者がやってきた。
前田家は柴田家と同盟を組むことを決意、その後羽柴軍と柴田軍による賤ヶ岳の戦いが起こった。
序盤、まとまりの欠ける柴田軍は苦戦を強いられるも利綱の活躍により、ようやく1つになる。
だが、羽柴軍の巧みな策と戦術の前に柴田軍は壊滅。
最後に残った前田家は、羽柴軍の大軍を相手に善戦するも遂には敗れてしまった。
そして、羽柴家の軍門に降った。
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