第一章

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「………ん」  瞼を開けると、強い光が目に入った。長時間寝ていたのだろうか? 周りの物に瞳のピントが合わなかった。  しかし、徐々に光に目が慣れ、はっきりと瞼を開けた。 「…」  最初目に入って来たのは、天井だった。真っ白…という訳でもなく、時間が経って少し黄色くなった天井が目に入った。そこで、自分は仰向けに寝ているのだと気づく。  ゆっくりと上半身を起こして、辺りを見回した。
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