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リビングには、凛と蓮だけが座っていた。
凛は、ソファに体育座りをしてじっとしている。
蓮はというと、ものすごい勢いでボタンを押してゲームをしている。けど本人はそんなに必死ではないらしく、たまにあくびをしたりしていた。
凛は、蓮を見つめる。
亜麻色の髪を後ろで結んでいて、凛と同じオーシャンブルーの瞳。
彼は、凛と同じ顔をしていると言っても過言ではなかった。
「――…」
凛が何か言いかけた時、蓮はゲーム機から手を放して、テーブルに置いた。蓮は一つ溜息をついて、ソファに座りなおした。そこで凛の視線に気づいたのか、
「…何?」
「……っ」
一瞬、凛は言うのを止めようかと思った。けれど意を決して、言った。
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