第三章

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 まだ髪が濡れていて、暑そうに半袖を着ている。 「盟子さん……あ、あのこれは――」  凛は慌てて説明しようとするが、しかしその声は遮られる。 「盟子姐、遅いよ」  いつもの、感情を感じない蓮の声によって。
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