第三章
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「へ? あの、れ……」 「……何?」 「…………い、いや、何でもないです」 さっきのは見間違いなのか、と思い頭を掻き、盟子の方を見る。すると、盟子の腕に真っ赤な刺青があるのに気づく。 触れない方がいいのか、と思いながらも、湧き出てくる好奇心には勝てなかった。 「盟子さん」 「ん? 何?」
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