第三章
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凛は唾を飲み、盟子の腕を指さす。 「その、真っ赤な刺青、何ですか?」 それに盟子はしまった、という顔をして『刺青』を見る。そして溜息を一つつき、凛の反対側のソファに腰掛ける。彼女は目を閉じて、 「……ふむ。さて、何から話そうかな」 と、言った。
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