第四章

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「……私が生まれたのは、結構前。まだ車やビルなんかがなくて、農業で生活を支えていた時代。その村の一つに、私は住んでいた」  私はそう言った。  私の名前は盟子。前には凛が、その横には蓮が座っている。  自分の過去を話すのは、これで2度目。初めてではない。けれど―― 「……」
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