第四章
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自分の手が、震えているのがわかった。 まだ怖いのかもしれない。かつて人々に拒絶され、深く傷ついた私の心は、凛にも拒絶されるのではないかと、怯えている。 そこで、凛が口を開く。 「……あ、あの、それってどのくらい前の……?」 凛は驚いたように目を開いている。当然だろう。いきなりこんな事を話されて、簡単に信じられる訳がない。 「どのくらいかな。……何百年か前?」 「え!?」
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