第一章

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 肩に付くぐらいの、短い亜麻色の髪に、白い髪留めに、顔の半分くらいの大きさの白いリボンをつけている。見た目からして女の子で、まだ幼さが残っている表情だった。  13,4歳くらいだろうか?  それにしてもどこかで見たような顔だった。 「……あぁ、私か」  彼女は呆れるように独り呟いた。  そこから、少しずつ自分のことを思い出していく。  
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