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高ーい門を二人でくぐりぬけ、広ーい大庭を通り過ぎ、でっっかいドアを開けると、広ーーい玄関が目に入った。
里咲はハッとして、キャミソールが見えないようにロングコートの前をしめる。
そして、玄関でブーツを脱ぎ、靴下で上がった。
…目がチカチカする。
広ーい豪華なじゅうたんに、上にはよく結婚式会場等にある、すっごい電気、壁は…白色で…お城みたいな感じ。
一言で言うと、《ここ、本当に家…?》
里咲がびっくりして固まっていると、和真が里咲の手をひいてある通路に向かって歩き出した。
和真の顔を見ると落ち着いた、大人の顔をしていた。
初めて見る顔に赤くなる里咲。
…ってかなんかさっきからチラホラと見える女の人。
和真が通るたびお辞儀をしている…メイドさん?
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