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ナル「頭に付けてるのって何なの!?」
クゥ「それは、髪を洗う洗剤だよ」
クゥはそう答えて、私の髪を手でワシャワシャしだす。
ナル「こんな痛いので洗えるの!?」
クゥ「目に入ると痛いけど、髪が凄く綺麗になるの。それと、目を瞑ってて…」
私の質問にクゥはそう言ってくる。
それから、私は言われた通り目を瞑る。
目を瞑れば当然、目の前は真っ暗だ。
そして、真っ暗だと音に過敏に反応してしまう。
ワシャワシャ…
グシュ…
ワシャ
クゥ「それにしても、ナルの髪長いから、洗うの大変だよ」
ナル「ふぇ!」
髪を洗う音に慣れてきた時に、急に話しかけられたから、変な声を上げて、更には体をビクつかせてしまった。
クゥ「ど、どうしたの?」
ナル「べ、別に何でも無いわよ!」
私は平常を保とうとするけど、多分顔は真っ赤だ。
クゥ「取り敢えず、そのまま目を瞑っててね。今から洗剤を洗い流すから…」
クゥはそう言って、私の頭にお湯を掛けて、洗剤を落としていた。
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