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オルトロス
「分かってくれたなら嬉しいよ。うん、うん」
リーナ
「それで、その頭首さんがこんな所になんの用事?」
オルトロス
「っとそうそう。……とりあえず、これを見て欲しいんだ」
オルトロス、モニターを動かす。そこに映された映像。そこには、破壊される街の姿
リーナ
「これって……!」
オルトロス
「反政府組織【オルレアン】、彼らはこう名乗っている」
リーナ
「【オルレアン】…」
オルトロス
「ここ最近になって、突如として現れたグループさ。彼らの構成の大半は異星民団(いせいみんだん)であることがすでに判明しているよ」
リーナ
「あの戦いであの問題は解決したと思っていたのに……また繰り返すっていうの…?」
オルトロス
「……彼らによって多くの支部が壊滅させられてしまった。それで、【双花の英雄】であるお姉さんに救援を直々にお願いしに来たのさ」
リーナ
「成る程ね」
オルトロス
「勿論、こちらからもできるだけのサポートはするよ。だから今回はそのための要員を連れてきたんだ。……入っていいよ」
レイが入って来る
オルトロス
「彼はレイ=F=イミテックス。腕のたつ有能なパイロットさ」
レイ
「レイ=F=イミテックスだ。宜しくな、英雄のお嬢ちゃん」
リーナ
「お嬢……!?」
オルトロス
「仲良くね、お姉さん♪」
レイ
「あいや?ご不満だったかい、お嬢ちゃん」
リーナ
「お嬢ちゃんじゃなーい!!あんた歳いくつよ!?」
レイ
「18」
リーナ
「あたしとあんまり変わらないじゃない!」
レイ
「悪いな、どうも人の名前を覚えるのが苦手でね。あだ名で呼ぶのが癖なのさ。…これ、立派な理由じゃないかい?」
リーナ
「むむむぅ……」
オルトロス
「……ま、喧嘩するほどなんとやらってやつかな」
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