一章【史上最悪の再会】

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オルトロス 「分かってくれたなら嬉しいよ。うん、うん」 リーナ 「それで、その頭首さんがこんな所になんの用事?」 オルトロス 「っとそうそう。……とりあえず、これを見て欲しいんだ」 オルトロス、モニターを動かす。そこに映された映像。そこには、破壊される街の姿 リーナ 「これって……!」 オルトロス 「反政府組織【オルレアン】、彼らはこう名乗っている」 リーナ 「【オルレアン】…」 オルトロス 「ここ最近になって、突如として現れたグループさ。彼らの構成の大半は異星民団(いせいみんだん)であることがすでに判明しているよ」 リーナ 「あの戦いであの問題は解決したと思っていたのに……また繰り返すっていうの…?」 オルトロス 「……彼らによって多くの支部が壊滅させられてしまった。それで、【双花の英雄】であるお姉さんに救援を直々にお願いしに来たのさ」 リーナ 「成る程ね」 オルトロス 「勿論、こちらからもできるだけのサポートはするよ。だから今回はそのための要員を連れてきたんだ。……入っていいよ」 レイが入って来る オルトロス 「彼はレイ=F=イミテックス。腕のたつ有能なパイロットさ」 レイ 「レイ=F=イミテックスだ。宜しくな、英雄のお嬢ちゃん」 リーナ 「お嬢……!?」 オルトロス 「仲良くね、お姉さん♪」 レイ 「あいや?ご不満だったかい、お嬢ちゃん」 リーナ 「お嬢ちゃんじゃなーい!!あんた歳いくつよ!?」 レイ 「18」 リーナ 「あたしとあんまり変わらないじゃない!」 レイ 「悪いな、どうも人の名前を覚えるのが苦手でね。あだ名で呼ぶのが癖なのさ。…これ、立派な理由じゃないかい?」 リーナ 「むむむぅ……」 オルトロス 「……ま、喧嘩するほどなんとやらってやつかな」
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