崩れさる平穏

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ライズ「くっ!」 ライズは部隊長の攻撃を受け止める。 バキンッ! だがその瞬間、ライズの持っていた剣が折れてしまう。 その破片がライズの肩に刺さり、鮮血が散った。 ライズ「ぐ……ぐはっ!」 その痛みに怯んだライズの腹に部隊長は蹴りを入れた。 ライズは数メートル吹き飛び、燃え盛る民家にぶつかり、落ちた。 部隊長「もう終わりか。つまらんな」 動かないライズに、部隊長は剣を振り上げる。 ライズ(もう駄目だ……!) ライズは目を瞑り死を覚悟した。 だがその直後だった。 キンッ! 剣を防ぐ音が辺りに響いた。 ライズが目を開と、そこには六枚の黒い翼があった。 だがライズは痛みに耐えきれず、そのまま気を失った。
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