ギターとの出会い。

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自分は即興で曲や歌詞を作って歌うのが好きでした。オンチですけど……w でも、歌い終わると、歌詞や曲を全て忘れてしまっていました。 なので、ピアノをやりましたが、三日でやめた俺は新しい楽器を探していました。 そこで、俺が出会ったのがエレキギター。 出会いは六歳離れた姉がバンドをやってたからです。うちの姉はギターをやっていて、ライブを見に行った時にバンドやりたいなって思いました。でも、ライブ中、姉はギターをぶら下げてる割りには、ひたすらタンバリンを叩いていました。 なので、「タンバリン叩いてるならギター貸して」 「あんたじゃ無理だから、すぐ飽きてギター捨てそうだし。」 「大事にするし!!その赤いギター貸してよ!!」 「これは死んでも貸さない。」 「もう、いいよ!」 喧嘩になりながら、俺はギターを弾く事を断念しましたw 本当にギター弾きたいなら、自分で買えって話しですよね。 でも、買いに行くのも面倒いし、お金もないから、買う気は全くありませんでした。 それから、部活やら恋愛やらで、中学を卒業しました。 高一の二学期くらいに、姉が「友達がギターくれたんだけどいる?」 「うん!」 「はい!」 そのギターは黒のレースポールで何処のメーカーかはわかりません。とりあえず、第一印象は【汚い】。弦は錆びてて、ホコリ被ってて、とにかく汚い。 まぁ、でも汚い部屋に住んでる俺にはキレイな方でした。 「弾き方教えて。」 「ピックは人差し指と親指に挟んで、上から弾く」 ジャラ~~~ン 「おぉ!!てか、ホコリヤバイ舞っとる」 「タオルで拭けば?」 「いや、面倒いからいいや、左手はどうすんの?」 「まず、親指はネックの後ろで、弦は指の先で抑える。後は練習あるのみ。これがC、これがF」 ジャラ~~~ン、ジャラ~~~ン 「了解。こ…れ…がC」 カシャン!! 「ジャラ~~~ンなんないぞ( ̄○ ̄;)」 「他の指が触れてるからだよ。」 とりあえず、CコードとFコードの形を30分かけて、覚えました。 「何か、あんたの弾き方見てると腹立つわ!!部屋戻るわ。」 「他にも教えてよ!!」 「とりあえず、今教えたコードスムーズに弾ける様になったらね」 「わかった。」 それから、一週間くらいCとFの練習をしていた。指は全く痛くなかった。
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