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翼は帰宅すると研究所に向かった
小さくノックすると昴の入れという声が聞こえた
「失礼します…」
翼は静かに入室した
昴は研究所の仮眠用のソファに身を沈め横になっていた
「…翼か…どうした?」
「あの…僕…この学校に行きたいんです」
翼はポケットからチラシを取り出して昴に差し出した
昴はチラシを受取り暫し考え込んだ
「…この学校の事をもう少し調べたら書類を送ってみよう」
思いがけない昴の言葉に翼は満面笑顔になり昴に抱きついた
「ありがとうお父様っ!」
もしかして学校に行けるかもしれない
翼にはそれがとても嬉しかった
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