そこは…

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「学校はどうだった?」 帰りの車の中で昴は翼に尋ねた 「とってもドキドキした…なんか皆からじろじろ見られた」 「そうか、まぁ翼は可愛いからな」 「こんな風に作ったのはお父様ですっ」 可愛いという言葉が気に触ったのか翼はムスッとして窓の外へと目を向けた 「まぁそうだな」 昴は苦笑して運転を続けた   「それよりお父様…どうして今日は迎えに来てくれたんですか?」 翼がなんとなく尋ねると昴は暫し間を置いて 「…野暮用があってな…」 その返答に僅かに違和感があり翼はそれ以上追求はしなかった
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