そこは…

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帰宅すると玲が既に帰っていた 「おかえり兄さん、父さん」 「ただいまです、玲」 翼は玲ににっこり微笑むと着替える為に自室へと向かった   残された玲は昴に駆け寄った 「父さん…今日はどうしたんだ?自ら外出するなんて…母さん以外に好い人でも見付かったの?」 玲は軽い冗談のつもりで言ったが昴は真剣な顔になると 「………翼に悪い虫がつかないように見張っていた」 と呟いた 玲は親馬鹿だなあと呟くと苦笑しながら翼の部屋に向かった 「それは俺も賛成だな」 と小さく囁きながら
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