そうして…

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「えと…僕は…その…1年の暁翼ですっ」 翼は木の陰から出てくるとペコッと頭を下げた 「どうも、2年の稜と言います。僕になにか?」 「特に用事は…ないです」 「そうですか」 稜と名乗った生徒はまた本に視線を戻す その時車の音がして翼は顔を上げた 「…邪魔してすみませんでした」 翼は車の音を頼りに昇降口に向かった
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