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まだ住むとこも決まってないと言ったら、不動産屋関係にも通じてる高杉社長が明日手頃な部屋を紹介してくれるよう手配してくれたし。
今夜はとりあえず美咲さんが泊めてくれると言ってくれたので良かった。
初給料まで、まだだからそれまで何とか節約していかないとね。
そんなわけでアタシのデビューは無事に成し遂げた。
「お疲れ様!」
「エリカちゃん、着替えておいでよ。一緒に帰ろ。」
「あ、美咲さん。今日はお疲れ様でした。美咲さんは着替えなくていいんですか?」
「私は家から着てきたからこのまま帰るの。」
自前なんだぁ。
さすがNo.1ともなれば貸衣装なんて着るわけないよな。
「それじゃあ、すぐ着替えて来ますんで。」
アタシは急いで私服に着替えた。
ん?…何となく視線が突き刺さるんですけど…
気のせいかな。
着替えると急いで美咲さんのとこに行った。
「お待たせしました。」
「それじゃ、帰りましょ」
…やっぱり視線を感じる。
「ま、いっか。」
気になりながらもさすがに初日でヘトヘトになったアタシは美咲さんと一緒にタクシーに乗った。
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