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うぅ……どもっちゃったよ、格好悪い。
でも自分の意思を貫くのって初めてだから凄く緊張して……
あたしは下唇を噛み出来るだけ表情を引き締めると、反抗されたことが予想外だったのか原田さんは目を見開き呆気に取られていた。
あたしだって言われるばかりじゃないんだから……!
これで大人しく引き下がって欲しい。そう思うも原田さんは少し間を空けると勝ち気に目を細めクイッと顎を上げる。
「あたし……この一週間てんちゃん先輩のところに通って思ったんです」
「……え……?」
お……思う?
声をワントーン下げた原田さんに負け犬気質な体はつい身構えてしまったり……あたしは怯えた気持ちを隠すよう後ろ手でこっそりスカートを握り締めた。
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