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「……」
なんというか、ここまでサラリと毒付ける原田さんにはいっそ清々しい。余りにもストレート過ぎて怒るどころか頭が真っ白になっちゃった。
ただし小さな刺は確実に心へ刺さっていたけれど……
あたしはてんちゃんが大好きで……幼なじみでいられることが誇りだった。
でもてんちゃんにとってあたしはなんなのだろう?いつまでもあたしが幼なじみでいててんちゃんになんのメリットがある?
てんちゃんは優しいから放っておけない……それは誰よりも知ってる。
騙されて合コンに参加させられた時もカラオケを抜けてまで連れ出してくれた。
あたしは自分のことばかりで考えもしなかったけれど、てんちゃんはあの時どんな気持ちだったんだろう?
甘え過ぎ?重たい??……ウザイ?
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