天然至上主義3

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もう駄目だ。あたし達は今、どこに向かっているの……? てんちゃんの触れたところが溶けたみたいに気持ち良くて、幼なじみの境界線は消えてしまった。 あたしはもう戻れそうもない。 ただのありふれた名前でも、あなたが呼べば スペシャルになる。 「朝子?」 呼んで呼ばれて、想いが募った先にあるものはなんなのだろう……? 「……てんちゃん……」 あたしはあなたの、スペシャルになりたい。 END
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