1―告白

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申し遅れたけど、俺の名前は如月壱玖(きさらぎいつく) そして、語尾にいちいち記号が付く五月蝿いアイツは桐生浩季(きりゅうひろき) …とまぁ、その浩季が とんでもねぇ事を言い出した訳だ。 「こッ、こッ!告白ッ?!」 「いっくんったら顔真っ赤…かっわいー♪」 いちいちテンションの高い奴だ…。 「何でいきなり…そんな事言い出すんだよ」 「だってさぁ、壱玖…倭月チャンに恋してから、もう1年だよ?そろそろ、行かなきゃ☆」← ゴ、ゴーインな奴…。 「倭月チャンの靴箱に、手紙入れといたからね☆」 ――バカ浩季ィィィィィ~!!! 俺は倭月チャンの靴箱まで走った。 全速力でダッシュ、マッハじゃないかってくらい…走った。
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