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取り敢えず俺は 倭月チャンを屋上へ連れていった。
穏やかな風が吹く 桜吹雪が舞い上がる。
「…お話って…?」
倭月チャンが沈黙を破った。
俺は意を決して話を始める。
「あ…あの、靴箱に…手紙入ってませんでした?」
手汗ハンパねぇ…。
「手紙?あぁ、コレですか?」
倭月チャンが胸ポケットから手紙を一枚ヒラリと取り出した。
「そっ…それ!」
「お手紙、ありがとうございました☆」
「あの…」
「読ませて頂きましたよ^^」
「あ…」
「お返事、した方がよろしいですか?」
「あのっ…!」
俺は声を張り上げた。
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