別れの時季
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いつか池をピンクに染めた 桜も散り、青くなって、 気の早い風鈴が 涼しげな風に音を上げるころ。 夏の気配がうろこ雲の 向こうに満ちあふれる。 生温い風が吹きはじめる 前に行きましょう。 夏は涙を留めておくには 眩しすぎ、 別れには暑すぎるから。 一刻も早く、さあ、 この地を去りましょう。
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