某国王女の来日

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次の日。 俺は重い足取りで学校に来ていた。 理由は……単なる寝不足。 あの後何故か寝付けなかった俺は、寝返りを打ち続けるという行為を何時間も続けていた。 寝付けたはいいものの、その頃にはもう3時くらいだったろうか? 睡眠時間は、3時間ほどしかなかったのだった。 「う~眠い」 本当にダルい。 今日は学校を休んでしまおうか。 「ち~す!どうした瞬一?いつにもまして眠そうだな」 「……なんでこうタイミングよく現れてくんだよお前」 折角人が帰る決心をしていたというのに、晴信は現れてきやがった。 「なんだよ。それが親友にかける言葉かい?」 「別に頼んで親友やってるわけじゃねえけどな」 「ちょっとその言葉酷くない!?」 ……頭に響くな。 頭痛の発生源に成り下がった晴信はこの場に置いていくことにしよう。 そうしようそうしよう。 我ながらナイスアイデアだ。 「ちょっと!俺のこと置いてくなっての!!」 すぐに追いつかれた。 「ちっ」 「何その舌打ちは!?」 「いや、悔しいから。それに、うざいから」 「うざいって俺のことか?それに、悔しいってなんだよ!そんなに俺から逃げたかったか!!」 「ああ」 「即答!?」 もう何だか言葉のやり取りをするのも面倒臭くなってきた。 ……なんてことをやってるうちに、いつの間にか校門に辿りついていた。 「……人集まってるな」 「そりゃそうだろ。何て言ったって、クラスが貼り出されてるわけだしな」 「……ああ、そういえばそうだったな」 昨日のクラス分け試験の結果を用いて、本日以降のクラスが決定する。 それが、この学校のシステムなのだ。 「それじゃあ、俺のクラスはっと……」 「どうせBだろ?それなら見なくても」 「お前、もう一発あれ喰らいたいか?」 「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい……」 『あれ』とは、昨日晴信に撃ち込んだ、『ジャッジメントスパーク』のことを指す。 軽くトラウマになったのだろう……あれを思い出すと同時に、謝り続けていた。 まるで、某村の女の子のように……。 「とりあえず、黙っとけな。周りからの視線も痛いぞ?」 「……ああ」 とりあえずは落ち着いたみたいだ。 「んじゃ、早速クラスを見てみるとするか」
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