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とりあえず、俺のことでも説明しておこう。
俺の名前は、三矢谷瞬一(みやたにしゅんいち)。
先程も述べた、雷山塚高等学校に通う高校二年生だ。
趣味は……まあ読書ということにしておこう。
どんな本かは……聞くな。
身長は平均よりは高い方で、体重は人並み。
自分で言うのも難だが、筋肉はついている方だと思う。
ちなみに、彼女はいない(ここ割りと重要!テストに出るかもしれないから注意するように)。
「……ごちそうさま」
手を合わせ、そう呟く。
皿は帰って来てから洗う……んじゃ汚いから、洗っておくか。
こう言う時は、水魔術で。
「すいすいっと」
あまり魔術を使ってると、生命力とかの使い過ぎで寿命が短くならないのかという質問をたまに聞く。
しかし、これが案外そうでもなく、何時間か休めば自動的に回復してくれる。
それに、こんなくらいの魔術を使用しても、学校につく頃には回復してる。
それくらいの力しか使っていないのだ。
「さて、学校に行くか」
カバンを手に持ち、俺は寮の部屋を出る。
鍵をしっかり閉めて、俺は学校へと向かっていった。
「……っと、そうだそうだ」
俺はポケットの中から何かを取り出す。
それは、鍵の形をしたキーホルダーだ。
決して家の鍵なんかではない。
このキーホルダーには……思い入れがあるのだ。
それがどういう物なのかは……後で説明することにしよう。
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