💔エンドレスラブ❤

出会い

　
色々と出会いの思い出を思い返しながら

程好くお風呂で暖まった身体が冷めないうち、
白いリネンのシーツのひんやりするベッドに潜り込む

ひとり暮らしは
誰にも気兼ねはいらない、
こんな夜はお似合い
だ、

美晴は、それから少し部屋を
見渡し、彼の思いでをたどっていく。

戸棚にある大きな
白いカップは、彼の専用のものたった

本棚の横には、灰皿が二つもある
美晴はタバコは吸わないのに…
彼の銘柄のタバコを
いっも並べて置いていた、

時計はまだ９時を過ぎたばかりだが
今日はベッドの中で美晴は彼の思い出をみんな思い浮かべる、

そして…
明日からは、思い出は封印すると決めたのである。

灯りを消すとカーテンのすき間から見える
冬の夜空が冷たく
星空に浮かぶ月は白く
今の私の心を見ているようだ、

後2日でクリスマス
の鐘なるのに…。

今年は寂しい独りの
クリスマスになるだろう。