「ねぇ知ってるー?」

4/5
前へ
/238ページ
次へ
探すといってもどうすればいい… 机の中もカバンの下も探したけれど見つからない。 やっぱり妖精探しの旅するか。 幸いに、俺はニートだ。 俺がいなくなったぐらいで親はなんとも思わないだろう。 自宅警備員の仕事も楽じゃないんだぜ? 「けど一人で探すのもあれだなぁ」 あれってなんだ。 まぁいいや、 俺はニート仲間に連絡した。 プルルル… プルルル… プルルル… プルガチャ… 「おぉ山口茂雄!略してやましげではないか! どうしたどうしたwブログ炎上したのか?www 暇なのか?wwww お前いくら暇だからって電話すんなよw キモイよキモイよーキモ過ぎて…ぅ…吐きそ…ぅ…ぅぐ…」 ウザいにもほどがある。 こいつは同じ中学だった矢代。 持ち前のウザさにより面接で落とされて中学浪人中。 昔っからの腐れ縁なのでどうしょうもない なんでこんなのが友達なのとか思った所で仕方ない。 「矢代よぉ、妖精っていいよな。」 矢「激しく同意。そうだよなお前もこっち側の人間だもんな。ようこそ。」 「30歳まで童貞のおっさんって妖精になるんだよな?」 矢「ん~相変わらず掠りもしないでスルーするねぇーww」
/238ページ

最初のコメントを投稿しよう!

44人が本棚に入れています
本棚に追加