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「お姉ちゃん」
そう言って笑う海里の笑顔がまぶしくて、嬉しくて私もつられて笑顔になる。
「愛里……」
怪訝な顔で私を見る植原くん、そりゃ怪しむよね……生き返ったんだからさ。
愛里は生き返ったんだ。
愛里は……私は生き返った。
何故……?
そんなの簡単だ。
海里の為であり、私の為でもある。
復讐だ。
私と両親を殺した犯人に復讐すること、それが私の生き返った理由。
もうすでに、犯人の目星はついている。
でもまだ早い、時期尚早ってやつ。
これからじっくりと準備をして、じっくりと苦しませてあげる。
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