あぁ、憧れのウルトラマン!!

14/19

36人が本棚に入れています
本棚に追加
/68ページ
ウルトラワールドの果て  そこには広大な砂漠がただただ広がっているだけ。砂・砂・砂。いつもなら本当に何もない場所。世界の隅っこだ。  が、今日は違った  [あれは…シーボーズ?] 一匹の怪獣がどっしりと座り込んで、満天の星空へ悲しい咆哮をあげている。  そんな彼の隣に、ゼアスはふわりと舞い降りた。  [ギィ~ォ~…] [そっか…お前も寂しいんだな…。今夜は俺もなんだ。] ゼアスはあぐらをかいて、シーボーズの背中をなだめるようにさすった。 [ギィ~…] [俺もさぁ…今日1日頑張ったつもりだったんだ…。] そのとき、シーボーズは夜空の彼方に光る小さな赤い光をみつけた。  [ギィ~?] [初代ウルトラマンに会いたかったんだよ。あ、お前は一回地球で会ってたっけ。うらやましいよ…] 赤い光の球は真っ直ぐゼアス達の所へ向かってくる。  [ギィ?!ゴォ~ホ~!!] [落ちこぼれの俺が頑張るだけ無駄だったんだ…] 赤い光はもぅすぐそこまで来ている  [ギゴッ!]
/68ページ

最初のコメントを投稿しよう!

36人が本棚に入れています
本棚に追加