不幸の序章

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署での事情聴取で宮下は公園での事を話した。今のところ刑事の様子では宮下に容疑がかかって無いようだ。 宮下はふと友人cの事が心配になった。 その頃友人cも公園で起きた一連の事を話し終わり、取り調べ室を後にした。 友人cは宮下よりはるかに遅く取り調べ室を出た。 宮下は友人cが来るのをロビーで待っていた。 「ごめん、取り調べが長引いちゃって。」 「大丈夫、アタシもさっき終わったばっかだから。」 「…行こっか。どっかでお茶でも飲もっ!」 明らかに酒飲もうとしてるだろ。(宮下心の声) 宮下が疑いの目を向ける。しかし友人cはそれを無視して署を後にした。
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