零.始まり

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「ぁ、中島さん。まだ言ってないんですからぁー」 「ぁ、茂さん」 お疲れ、夏季 中島と夏季の話しに、髪が肩より少し短い女性が入ってきて、夏季と中島に紙コップに入ったコーヒーを渡した 「ぉ、茂ちゃん気が利くね」 彼女、茂ちゃんとは茂野都(しげの みやこ)Natsukiのマネージャーである 「いつもNatsukiがお世話になってます」 「いやいや、こっちも良い写真とれて満足だよ」 茂野と中島が笑いながら軽く礼をしあう 「で!夏季!貴方にドラマの出演が決まったわよ!」 「ふぇ!?」 いきなり茂野の大きな声に驚き、貰ったコーヒーを落としそうになる夏季 「舞台は京都!幕末よ!」 心なしか目が輝いて見える 「新撰組の鬼の副長!土方歳三と恋仲の女性!晶(あき)役よ!」 茂野が夏季の両肩をガシッといきなりの掴み、万遍の笑みで言った
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