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壱.京都
「ふぅ」
「京都についたぁ~」
東京でモデルの仕事を終えた二、三日後
夏季と茂野は京都を訪れていた
「撮影も京都でするから、当分学校行けないわよ」
「ぁ、はい」
と言われても、夏季はあまり学校に友達と言った物を持っていなかった
モデルをしているせいか、周りによってくる人間はみんな芸能人のサインだとか、メアドなどを聞いてくる
はっきり言ってうざい
だがモデルという仕事をしている以上、学校で問題を起こせばややこしい…いや、もはやめんどくさい事が起きるのでいつも夏季はいい子ちゃんを演じていた
「よし!まずわ壬生寺、旧前川邸ね!」
行くわよ!夏季
夏季が学校の話で少し元気を無くした。だなんて茂野は気がつくはずもなく、すたすたと歩いて行ってしまった
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