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「あ、あのっ!」
怯えながらも少し大きな声で発言したのは言うまでもない。夏季だ
「あの・・・確かに帰る家もないし」
だって私の家は未来に存在する
「家族もいないし」
家族なんであの日からいない
「お金もないです。でもっ・・!」
「うん。わかってるよ、夏季ちゃんの帰る家はここでいいんだよ」
「・・・え?」
頭の中をフル回転させ、夏季は言葉を紡ぐ。もちろん一緒に暮らすことをお断りする言葉だ。
だがそんな夏季を知ってか知らずか津衛五郎はあの細い目を垂らせ夏季の頭を優しく撫でた。
「そんなに頼ることを拒む必要、しなくったっていいんだよ。」
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