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たける奪還作戦の思い出話を
ワイワイしていたら
きらがツカサをからかった。
「ツカサ。××を煽るお前、
めちゃくちゃ怖かったわ。
あれが“地”なんちゃうか?」
「(苦笑)酷いですよ。
キラ君が煽って煽って
怒らせろって言ったからです。」
「ひゃはは。
めちゃくちゃ迫力あったやん。」
「・・ん・・ふふ・・。」
自分を助ける為に
全員が力を尽くしてくれた内容に
感謝しながらたけるは少しずつ
うつらうつらと微睡んで
きらにもたれて眠ってしまった。
「たける?」
「キラ君。
タケル君寝ちゃってます。」
「(苦笑)ワインに酔ったかな。
ちょっと失礼します。」
きらはたけるを抱き上げて
寝室に運んだ。
少しして戻ったきらに
ツカサが尋ねた。
「酔って寝ていたら
目が覚めると喉が乾いてますよ。
お水を置いて来ましょうか?」
「あ、そうやな。」
ツカサが立ち上がろうとすると
ノセが水のペットボトルを
取り上げた。
「俺が置いて来てやるよ。
トイレのついでだ。」
「はい。お願いします。」
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