奪還

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  「タケル君。大丈夫ですか?」 「僕達、××に無理やり 仲間にさせられたんです。」 たけるは2人が急に態度を変えて 媚びて来たのか理解出来ず 訝しげに2人が見つめた。 「今夜は僕達がお世話します。」 「何でも言って下さいね。」 「・・・何でも?」 「はい。」 「ほな、俺を此処から 助け出してくれ。」 「そっ、それは!」 「出来へんねんやろ? やったら世話はこいつだけで 充分や。」 「・・・。」 けんもほろろに断られて 2人は立ち往生してしまった。 しかし、引き下がるような 奴等では無い。 「ОО。俺達に出来る事は 何か無いのか?」 「食べ物の買い物とか。」 「・・・。 被れにくいシッブ薬を 買って来てくれないか?」 「「被れにくいシッブ薬?」」 「お前達が乱暴した場所が 紫色に腫れてるんだ。」 「ばかっ!何を言うんだ!」 「乱暴なんてしてないぞ!」 「そうだ!乱暴はお前だ!」 2人が罪を擦り付けようと 言い募ったがООは軽く受け流し とにかく2人が出ていくように 買い物を頼んだ。 「頼むよ。」    
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