奪還

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  スギタとリーダーが たけるを連れ去って暫く経って サワキがやって来た。 「ヤマザキ君。タロウ君。 何かお手伝いする事は ありませんか?」 「大丈夫だよ。」 「そうだな。 1人は大人しいし、他の2人も 身動き出来ないからね。」 タロウが指差す方に見た物は ООはじっとしていたが ▽▽と◇◇がじたばたと 諦め悪くもがいてる姿だった。 「(苦笑) 往生際の悪い奴等だな。」 サワキがベッドの横に立って 3人を見下ろすと▽▽と◇◇は サワキに助けを求めた。 「サワキ君。助けて下さい!」 「僕達、何か誤解されてます。」 「そうです。誤解です。 悪いのはООなんです。」 ▽▽と◇◇に卑怯にも 責任を押し付けられても ООは黙って目を閉じていた。 「いずれ真実は明らかになる。 それまでは僕は先輩に 逆らえないから助けられない。」 「そんな!」 ▽▽と◇◇はガックリと 肩を落とした。 「サワキ。 キラとツカサはどうなった?」 「はい。××さんを試験して ホテルに軟禁しています。」 「そうか。」 ヤマザキは満足げに頷いた。  
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