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「・・甘い。」
「甘くて美味いだろ?」
「うん。」
漸くたけるの顔が綻んで
きらやメンバーはホッとした。
「見舞いの菓子って
上等なんだな。
すっげー美味い。」
ノセがニコニコ笑ってるので
きらがメンバーにも勧めた。
「沢山ありますから
皆さんもどうぞ。」
「じゃあ、遠慮無く・・・ん?」
タロウが積まれてるお菓子の箱を
開けようとして目を見張った。
「ノセ!
お前はそれは何箱目だ?」
「えっ?」
タロウの声が怒りを含んでたので
スギタも箱を見て驚いた。
「お前!全部の箱開けたのか?」
「開けなきゃどんな菓子か
判んねーじゃん。たけちゃんは
食べていいってったろ?」
「程度ってもんがある!」
「(苦笑)あの、冷蔵庫に
ゼリーが冷えてます。」
「ゼリー?」
“ゼリー”と聞いてノセが
今度は冷蔵庫に行こうとしたから
ヤマザキが止めた。
「お前にはもうやらん。」
「えっ、何で?」
「このアホ!
もう十分やろ!」
リーダーに一喝されても
ノセは諦めない。
「たーけーちゃん?」
「(苦笑)1つだけな。」
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