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RRR RRR
携帯の画面に
“タケル君”と表示されて
ツカサは急いで通話ボタンを
押した。
『はい、タケル君?』
「そうや、俺や。」
『タケル君。
もう退院なさったんですか?』
「うん、ありがとう。」
たけるの元気そうな声に
安心しながら、忙しさの所為で
見舞いに行けなかった事を
真っ先に詫びた。
『一度もお見舞いに行けなくて
本当にごめんなさい。』
「いやいや、忙しいやろ。
俺を助ける手助けをしてくれて
大活躍やったって聞いたで。
ほんまにありがとう。」
『そんな。僕なんか全然です。』
ツカサは大活躍したのは
ノセのGのメンバーで
自分とサワキはほんの少しの
手助けしただけと謙遜した。
「あんな、きらがささやかな
退院祝いしよって。
ツカサのマネに問い合わせたら
次の火曜日はオフって聞いてん。
サワキと来てくれる?」
『もちろんです。
招いて頂いて嬉しいです。』
「よかった。ほな、待ってる。」
『はい。』
ツカサはわざわざ連絡を
してきただけでも嬉しかったのに
退院祝いの集まりに招かれて
本当に喜んだ。
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